医療栄養学科 スポーツ栄養コラム 第10回

【リカバリー戦略③】どこでもリカバリー食スタイルのススメ

気づいたら…立冬を過ぎて暦の上では冬なんですね。日が落ちるのも早まってきましたこの季節、皆様はどのように過ごされていますか?

私のコラムでは、栄養補給によるリカバリー法を 対象者個人の「スポーツの目標目的」や「運動の強度」、「生活環境」などに合わせて提案するためのポイントをお話ししております。(以下の【5W1H】のポイントを参照)

栄養補給によるリカバリー戦略のポイント

どこで(Where)

今回は【栄養補給によるリカバリー戦略のポイント】のうち、『どこで(Where)』についてお話します

◎食事はどこでも摂れる!◎

トレーニング後の栄養リカバリーのタイミングは外したくないですよね。ましてやそのタイミングを逃したら筋タンパク合成やグリコーゲンの回復に大きな影響を及ぼすとしたら、逃す手はないでしょう?

各競技特性やトレーニング内容によって、グラウンドや体育館、プールやトレーニングルーム、格技場やコートなどなどトレーニングをしている場所はバラバラです。しかも食堂やレストラン、はたまた自宅や寮へのアクセスが悪いとなるとリカバリーが遅れてしまうかもしれません。今まさにトレーニングが終了した“その場所”で栄養補給ができたらよいと思いませんか?

食事は何も食卓やテーブルに置いて食器に乗せていただくスタイルがすべてではないのです。つまり、食事のスタイルを変えることで「どこでもリカバリー」が可能になるんです!

では、リカバリー食スタイルのポイントをまとめます。


以上のポイントを考慮したリカバリー食として、コンビニで入手できる食品や軽食を紹介します。
(リカバリー戦略のポイントの『What:何を』と『How many:どのくらい』も併せてここで記していきましょう!)


他にもバナナ、100%オレンジジュース、魚肉ソーセージ、ヨーグルトドリンク、カステラなど利用できる食品はたくさんあります。みなさんの嗜好性(好き嫌い)も加えて補食を自由に選択して、トレーニング後の身体を褒めてあげてください。

最後に!補食を食べる前には必ず【手洗いとうがい】を忘れずに!!
*伊東のコラムでは次回から新しい話題を提供していきます*

伊東 順太
今回の執筆者
伊東 順太 助教(病態解析学研究室)