#スポーツを止めるな2020
サッカー部編
活動再開したチームの今後、活動自粛期間を経たチームの現状について東海林監督に伺いました。
東海林 毅 監督『戦うための仕掛け』
Q.コロナ自粛明け、課外活動再開後のチームの雰囲気について
A.トレーニングを見始めたのは2月。3月末まで活動を実施できていた。それから4月5月は全く活動ができなくなり、2か月休んだことで体力的な積み上げはゼロとなった。6月からゼロスタートで始まり、2度の立ち上げとなったので、選手は大変だったと思う。
現状、みんな気持ちを前向きにやっている。他との比較は難しいが、順調だと考える。
Q.空白の2か月での取り組みについて
A.やれることはたくさんあった。その取り組みをどれだけ意識高くやったかが、今後に跳ね返ってくると考えている。内容は、Zoomでのミーティングやトレーニング、グループワークなどの課題。その課題に対しどれくらい取り組んだかは本人次第で、今後にどう活きてくるか試されると思う。
課題の内容は、今までのサッカー人生や将来の目標の考察、グループワークによる試合の分析などをしてもらった。意図的にプログラムを与え、考えさせることで、競争力を向上させていきたい。ピッチ外で何をして、どうすればチームがまとまるか、「仕掛け」をやっていかないと、戦えないと考えている。
Q.活動再開してからの取り組みについて
A.急に活動自粛前のような練習に戻すことは選手たちにとっては負担が大きいので、サッカー協会が出しているガイドラインに沿って週に3回のトレーニングを2週間、その後週4回、5回、6回と段階的に増やし、対外試合ができるようになった。対外試合は1人45分、60分、90分とプレー時間を段階的に伸ばしてきた。選手は状況を理解しながら取り組めており、感触はまずまず。強豪チームとの試合もあり、パフォーマンスを量るポイントとなった。
Q.今後の目標について
A.県リーグと関東大会優勝・関東リーグ昇格。中断時の取り組みも含め、いまどれだけ力があるのかを試したい。
Q.今後の試合予定について
A.公式戦は8月末にアミノバイタルカップから始まる。
都県リーグについては開催する方針で調整中。9月からの予定だが、参加チーム数を縮小しての開幕となる見込み。
フットサル部門を新設したサッカー部。立ち上げの今を柴沼フットサル監督に伺いました。
柴沼 真 フットサル監督『大学フットサル会に大きな衝撃を与える』
Q.立ち上げて日が浅いが、感触はどうか
A.サッカーのベースがある選手たちがポジティブかつ積極的にフットサルに取り組んでくれているので、見ていて楽しく感じている。
Q.今後の短期的・中長期的な目標について
A.短期的な目標でいえば、今年フットサルの関東リーグに参加すること。関東のリーグには、多摩大学など、昨年大学リーグで優勝した大学もいる。そういった大学がいる中で、少しでも順位を上げていくことである。
中長期的には、城西大学の恵まれた環境で日常的な練習や試合ができることは、フットサル界にいい意味で大きな衝撃を与えてくれると考えている。新グランドと併せてサッカーグラウンド3面、体育館のコートも40m×20mを保有する大学は全国的に見ても少ない。また、城西大学が全国に先駆けて様々なことを発信できるチャンスになるのではないかと考えている。
大学のフットサルはあまり環境に恵まれていないという背景があり、大学以外の場所を借りてトレーニングしないといけないのが当たり前である。その中で屋内の団体の協力、理解を得られて日常的に使用させてもらえることは、トップレベルのチームに匹敵するような環境である。
将来的に、城西大学がフットサル界の中心にいることができれば、「城西がやるのであれば、我々も」といった雰囲気が全国に波及し、面白いと考えている。この恵まれた環境に合わせた取り組みを考えていくのが大事である。
女子サッカーが来年から立ち上げ。現在GKコーチでもあり来年女子監督に就任する中上コーチに現状を伺いました。
中上 智晴 監督(兼GKコーチ)『まずは関東大学女子サッカーリーグへの参入』
浦和レッズアシスタントコーチから大宮アルディージャの育成で6年、並行して城西大学のサポートをしていた中上コーチ。昨年度より城西大学の専属コーチとして就任した。
Q.女子サッカー部の現在の活動について
A.現状、コロナ禍で十分配慮しながらスカウトを行っていた。1都6県と宮城県、山形県に対しお手紙を送付し、7月は2回体験会を実施し7名の参加をいただいた。
部門を立ち上げるのは来年からだが、在校生は現在4人おり、すでに動き始めている。ホームページ等で見てコンタクトを取ってきてくれたのが始まりで、奇跡的な出会いだった。4名はスケジュールを合わせて週2回程のペースでトレーニングを開始している。
今後の展望は選手15人を目指して選手の獲得と関東大学女子サッカーリーグの3部参入すること。その後2.3年後に2部、1部と昇格していきたいと考えている。
学業優先を前提にしており、競技以外の部分ではモラルを大切にし、ルールではなく、モラルで動く組織にしたい。ケガや体のことを考慮し週4回までのトレーニングとし、ヨガなども取り入れていく予定。身なりの制限は設けず、大学生として個性を大事にするクラブにしていきたい。初心者でも歓迎したい。
Q.サッカー部GKコーチとしての今後について
A.GKコーチと女子監督の兼業になる。現在、キーパーとしてのフィロソフィ(哲学)やキーパーとしての基準の提示にもフォーカスし、自立した選手になることで、GKコーチが不在の時でもトレーニングが遂行できる体制を整えている。
主将としてチームをけん引する木次谷主将にチームの現状と抱負を伺いました。
木次谷 和希 主将(4年)『オフ・ザ・ピッチから変えていく』
A.活動再開後の今、一番雰囲気がいい。リーグ戦が始まっていない分、選手の評価はフラットになっており、みんなモチベーション高くトレーニングに取り組んでいる。そういった環境を作ってくれているスタッフ陣に感謝している。個人的に自粛期間中もランニングや筋トレは毎日やっていたので、体力は維持できていた。
Q.チームとしての今後の目標と取り組みについて
A.目標は関東リーグ参入。去年、関東参入戦に参加したが、予選で敗退した。その一番の原因として挙がったのは、私生活での取り組みの甘さにあるとチームミーティングにて話し合いを行った。オフザピッチからチームを変えていきたい。
GKルーキー長野選手に現状と今後の抱負を伺いました。
長野 樹 選手(1年)『足元の技術を高める』
A.部としてZoomで筋力トレーニングを行い、いつ再開してもいいように準備をしていた。みんなで行うトレーニングのほか、家の周辺で、十分周りに配慮したうえで、自主的にキーパーのトレーニングにも取り組んでいた。
Q.4年間の目標とそれに対する取り組みについて
A.関東リーグ昇格に向け、個人としては、足元の技術を高めていくことが必要だと考える。ゴールを守れるだけではなく、フィールドに参加していき、連携して前のポジションにつなげていきたい。
新グラウンドが9月中旬から利用開始!学内含め3面の人工芝グラウンドの環境になります。