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FOCUS ON

Photo_Kentaro Hisadomi
Text_Ryoji Horiuchi
Edit_HIdeki Shibayma(HOUYHNHNM)

【FOCUS ON】 〜サッカー部〜

選手やコーチ、監督。彼らのパフォーマンスを食から支える医療栄養学科の学生、そして部の活動を支えるサポーター…。城西大学のスポーツは、個ではなく、集団の力で強くなってきまし た。そんな我らが城西大が有する競合チームにインタビューする本連載。なぜその競技に魅了されたのか? 今シーズンの特徴は? チームが目指すゴールとは? 彼ら彼女らの想いとともに、部の実情に迫ります。今回は、サッカー部の冨田 颯主将と今井光太郎コーチが登場。
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関東 3 部リーグ初代優勝、そして悲願の 2 部復帰!

まず始めに、今の城西大学サッカー部がどんなチームなのかを教えて下さい。

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冨田 颯主将(以下、冨田)城西大学サッカー部は、サッカーチーム、フットサルチーム、女子チームと 3 つの部門から成り立っています。それぞれ人数も多いですが、一人ひとりがチームのために何ができるかを考えて、ピッチ内でもピッチ外でも、個々がしっかりとハードワークをこなせる統率のとれたチームです。

トップチームは今年新設されたばかりの 3 部リーグで戦ってきましたが、この 1 年を振り返って手応えはどうでしたか?

冨田昨年はプレーオフで敗退し、3 部リーグ降格と悔しい思いをしたので、チームとしても絶対に勝ち上がるぞという気持ちでした。結果として 3 部リーグでは優勝する事ができ、目標としていた 2 部復帰を果たせて、ひとまずホッとしています。内容としても、夏の総理大臣杯の関東予選では、1 部リーグに所属している格上の明治大学に延長戦の末 2-1 で勝利するなど、チームの成長と自信を取り戻す飛躍の年になったと思います。

今井光太郎コーチ(以下、今井)関東予選では二連覇を果たした国士舘大学とも対戦し、延長の末に敗れたものの、新たな課題も見つかり貴重な経験になりました。特に今年は全員の意識が高い位置にあったので、フットサルチームも結果を出してますし、女子チームも 2 部昇格とはなりませんでしたが善戦し、全体のレベルは間違いなく上がっていますね。

B チーム以下が所属しているインディペンデンスリーグ(通称 I リーグ)でも、次年度から 1部リーグに 2 チームが所属する事が決まったそうですね。

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今井はい。トップチームの 2 部昇格も嬉しいですが、城西大学の B チーム以下が所属している Iリーグでも、1 チームが 1 部残留を決め、もう 1 チームが 1 部昇格できたのは大きな成果でした。これにより、トップチーム以外の選手達もより高いレベルで経験を積めるので、全体への良い影響になると思います。

冨田僕も I リーグを経てトップチームに入った経験から、チーム全体の底上げに繋がると期待しています。関東 1 部リーグの学校やそうじゃない学校も I リーグに所属しているので、そういう意味でも多くの経験を得られると思います。

フラットに意見を交換できる。先輩から後輩へ受け継がれる風通しの良さ

部員数の多いチームをまとめる冨田主将から見て、改めて城西大学サッカー部の魅力とは何でしょうか?

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冨田まずはコーチやマネージャーなどスタッフとの距離感が近く、チーム全体の雰囲気が良いことが挙げられます。さらにサッカーをやる環境も抜群で、2020 年 9 月に完成したこの「JOSAI SPORTS FIELD」にはサッカー場が 2 面あり、クラブハウス内にはトレーニング施設やシャワーも完備。こういったスポーツに集中できる環境も、城西大学の魅力だと感じています。

チームの雰囲気の良さという話がでましたが、より良いチームにするために実践していることはありますか?

冨田チームの雰囲気作りといった面では、用具の準備や試合の運営を 4 年生が中心となってやることで、先輩と後輩の風通しを良くしています。休みの日はそれぞれが集まって買い物に出掛けたり、温泉やサウナに行ったりと普段から学年関係なく仲の良いチームなんです。

指導面で、今井コーチが心掛けていることは何でしょうか?

今井現役時代も合わせると 15 年間、城西大学サッカー部で過ごしていますが、 仲の良さはもはや伝統的といえるんじゃないかなと思います。ただ、クラブとしては力のある選手達が上に行きますし、下の選手達の支えも必要不可欠。逆に下の選手達が伸びてくる事で、チーム全体として成長していけると思うので、トップチームではない選手達への指導であったり、メンタル面での寄り添い方はかなり意識しています。

地域から愛される、人間性豊かなチーム

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チームとしても環境としても申し分ない城西大学ですが、冨田主将の入学の決め手は何だったんでしょうか?

冨田それこそ、僕が入るタイミングでこの施設が完成したというのも大きな理由でしたし、個人的には経営学部の中にスポーツに特化した授業が多いところにも惹かれました。実際に、授業でサッカークラブの経営がどう成り立っているかを学ぶ中で、地域との関わりやスタッフの支えがあってこそクラブが成り立っているのだと、改めて気付かされました。

授業で学んだことが部活動に活かされていると感じることはありますか?

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昨年開催されたサッカーフェスの様子

冨田城西大学サッカー部では、近隣エリアの清掃活動であったり、子供達を呼んでサッカーフェスを開催するなど、地域貢献にも積極的に取り組んでいます。選手として自らの立ち振る舞いを意識し、常に感謝の気持ちを忘れず 1 人の人間としてどうあるべきかを考えることで、サッカーを通して自分自身が人として成長できていると実感しています。

今井地域から応援されるクラブになることを常に意識していて、そのためにも一人ひとりの人間性を伸ばしていく、人材育成といったところに注力してきました。冨田も 1 年生の頃に比べると、見違えるように成長していると思います。

冨田ありがとうございます(笑)。

冨田主将も城西大学に入って、それまでとは考え方や行動が変わったということですね。

冨田はい。これまで、関わっている周りの方々とこんなに打ち解けて話すこともなかったですし、大学では試合の運営であったり、クラブをどう進化させていくのかを部員主体で考えて実行していくので、プレー以外の面でも成長できたのが大きな違いでした。

今井大学生は大人と変わらないので、極端に身長が伸びることもないですし、僅かな期間でとんでもなく上手くなるということもありません。技術面は日々地味な努力の積み重ねです。強くなってトップチームで試合することがすべてではなく、入学したての頃は親に感謝することも小っ恥ずかしくてできなかった選手達が、4 年生になって当たり前のように毎日親に感謝を伝えられるようになることの方が、僕はずっと大事だと思って指導しています。

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冨田僕の場合がまさにそれでした(笑)おかげさまで、今では親や周りの人たちに感謝の気持ちを伝えるのが当たり前になっています。

スポーツを通じて人間としても成長する。スゴく素敵なことだと思います。冨田主将は来年卒業となりますが、最後に今後の抱負を聞かせていただけますか。

冨田今年明らかになった課題を後輩達に引き継ぐことがメインになりますが、主将として残された時間を大切にし、チームミーティングだったり、個々に話をすることで今後のクラブの活躍に貢献できればと思っています。僕個人としては、あと数ヶ月でサッカー選手としての活動は終わりになりますが、城西大学サッカー部で学んだことを活かして、社会人として頑張っていきたいと思います。

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今井僕も生徒達の成長を肌で感じますし、今後の人生でみんなが城西大学に入って良かったと思ってもらえたら本望です。ちなみにこれはちょっと余談ですが、彼が付けている練習試合用のユニフォームの番号は、僕が現役時代に付けていた番号なんです。

偶然一緒だったということですか?

冨田いえ、今井コーチから番号を譲り受けました(笑) 。

今井彼とも長い付き合いになりますし、スゴく信頼しているので、僕の番号を付けてもらいたいと思いまして(笑) 。

コーチにそう言ってもらえると嬉しいですね!

冨田はい、本当にありがたいです!

ここまで真面目な話をされていたお二人だったので、最後にいつもの雰囲気が垣間見れてよかったです(笑)。本日はありがとうございました!